OUT

お一人さまアラサー社畜が、思いつくまま好き勝手に書いています。

十角館の殺人の世界に、どっぷりと…

浸かっております。

先日【十角館の殺人】を完読致しました。

二転三転する物語…とにかく凄い!!

凄いという一言しかない!!

【ミステリ史上に残る大トリック! "たった一行"が世界を変える】という、帯のキャッチコピーに惹かれて購入。

頁数が、かなりあるのですが…するすると読めました。頁を操る手がとまらない!!

この作品の感想を、長々と綴りたいのですが、ネタバレになってしまうので、やめておきます。

未読の方が、偶然このブログを読んでしまっては大変!!

ほんとに、もったいない!!

この作品は、外部から何も情報を入れない状態で読んで欲しいのです。

ぜひとも、あの衝撃を味わっていただきたい。

帯のキャッチコピー【"たった一行"が世界を変える】まさに、その通り!!

"たった一行"が目に飛び込んで来た瞬間、全身…脳が、ぶわっと覚醒した。

大袈裟ではないです。

「あー!!」って、変な声が出たほどです。それほどの衝撃(笑)

 

ミステリー初心者の私は、現在、深く余韻を味わっております。

何度も再読する。

初見だと、今後の展開に終始心が波立っていたけれど、再読する事で新たな発見が…犯人視点で読んでみたりとか…より一層その作品の世界に、どっぷりと浸れるのです。

この作品が世に出て、三十年以上…何故、映像化されていないのだろう…と読みながら思っていたのですが、これは、映像化不可能だ。一瞬で理解できた。それが小説という媒体を使った、"たった一行"の威力。

誰かと…誰かと語り合いたい!!

あの衝撃を…!!

でも、語る相手がいないので、読書メーターを読んで欲求を満たしております(笑)

 

読書メーター以外でも、他の人の感想を拝読させていただきたいと思い、検索しまっていると、なんと【十角館の殺人】が漫画になっていると知る。

彼の方が気になる…だって、あのどんでん返しは活字だからこそ…気になり過ぎて、試し読みを少し拝読。

え、江南が、まさかの女性…後、ヴァンとエラリイがイケメン過ぎてつらい。特に、ヴァンが好みっっ!!

ヴァンが、凄く好みっっ!!

ヴァン、いいよ。ヴァン…ねぇ、イケメン過ぎる…好き(ㅅ´ ˘ `)♡

 

それにしても、どうして江南を女性にしたのだろう。

海外作品の作家さん達の名前が、主要登場人物達のニックネームとして登場しているのですが、女性には女性の作家、男性には男性の作家の名前が、ニックネームとして、それぞれに、つけられています。

小説だと江南は、男性だったので、勿論、男性作家の名前がニックネームがつけられていました。

そして、漫画でもニックネームは、小説と同じで男性作家の名前…。

何故、性別を変更したのだろう…男性のままではいけなかったのだろうか…女性の江南だけ、何故か男性作家のニックネームがつけられているという謎設定になっている。

後、オルツィが小説と違い、美少女に…。

小説だとオルツィは、頬のそばかすが目立つ、ショートヘアの小柄な冴えない女の子の設定でしたが、漫画だと見目が整ってらっしゃる。

美少女なのに、自分を地味で冴えないと卑下しているオルツィ。きっと、彼女は鏡に映る自分の姿が、不細工に見える呪いにでもかけられているのでしょう。

調べてみると、内容も少し違っているみたい。これ以上は、両方のネタバレになるので、やめておきます。

十角館の殺人】は、ほんとに何も情報を入れない状態で、読んで欲しいのです。

それと同時に、ミステリーの女王アガサ・クリスティーの名作【そして誰もいなくなった】も読んでいただきたい。

というのも、この【十角館の殺人】という作品は【そして誰もいなくなった】を彷彿させるような物語で、作中で【そして誰もいなくなった】の内容に触れているのです。

なので【そして誰もいなくなった】の後に【十角館の殺人】を読んだら、より一層、作品の世界に入り込めるかと…。

こちらの【そして誰もいなくなった】という作品も、凄く衝撃的でした。

孤島に閉じ込められ、一人…また一人…いなくなっていく恐怖と、そんな環境で、登場人物達の精神が極限状態になり、どんどん追い詰められていく…。

島全体が切迫した空気に包まれ、登場人物達が感じる恐怖が、ぴりぴりと肌に刺さる。

そして誰もいなくなった】は像化されていますが、小説でしか味わえない感覚があると思うので、ぜひとも小説を読んでいただきたいです。

 

十角館の殺人】の帯のキャッチコピーである、"たった一行"に魅了され【館シリーズ】を全部読みたくなったので、二作品購入致しました!!

名探偵コナンの新刊も一緒に購入。

まだ読めていませんが【水車館の殺人】と【迷路館の殺人】の帯に書かれてる文章だけで、もう胸が高まる。

どんな物語が綴られているのだろう…いつか【館シリーズ】を揃えたい。

 

十角館の殺人】から、話題がそれますが…名探偵コナンの新刊に、カードゲームの広告みたいなのが、挟まっていて…こういうのは基本、捨てているのですが…コナンが好きなので捨てられない…。

カードゲームって、集めだすときりがないらしいですね。

手を出したことはありませんが、ダブりとかもあるでしょうし…ケチなので、私は、この広告で満足です(笑)